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2007年5月10日(木曜日)

ときめきレビュー大賞「あの人にあげたい・もらいたい、あなたのときめきアイテムは?」部門(その2)

カテゴリー: - admin @ 11時50分00秒
「あの人にあげたい・もらいたい、あなたのときめきアイテムは?」部門(その2)

ラブゲームはエンドレス賞
聖乙女 ルシア ジェラルド さま
 ボードゲーム
  盤上遊戯。 机上で使う遊び道具。
  サファイアロッドをプレゼント!
 

家に遊びにきたあの人がバックに隠していたのは、二人で遊べるボードゲーム。
何戦か交えた後、決着がつく前に「続きは、また今度」。
動かした駒は、そのままにあの人は家路に着く。
そっとテーブルの上からどかした盤を机に置く。
駒が動かないように気を使いながら。
盤を見るたびに考える。
次はどれをどう動かそうか、あの人はどんな手をうつだろうか。
「次は勝つぞ」と口にして、負けてもいいかと考える。
勝つことより大事なのは、あの人と過ごす時間だから。

乙女のムーンライトデート賞
聖乙女 ローゼリィ さま
 カクテル『ムーンライト』
  月光の下で飲むとほのかに光るノンアルコール・カクテル
  サファイアロッドをプレゼント!
 

彼が秘密のお仕事を終えて、ひっそりと聖乙女寮の窓をたたく。
そこで待っていたのは彼をイメージし、
17歳である自分も飲めるように作ったカクテルを部屋の中央のテーブルにおいて、
一人頬杖をつきながら夜空を眺めている聖乙女。
窓辺から軽々と入ってきた彼と、2つのストローを1つのカクテルにさして、
顔がくっつきそうになるくらいの距離で、飲むひと時。
言葉も交わさず、飲み終わるまでの時間を楽しんでいる。
夜も遅く、仕事や学校がある二人には会話する時間もないけど、
こんなひと時を過ごすことで、
忙しい時間を難なくクリアし次の逢瀬を待ち望んでいる二人であった。

乙女の愛は千変万化賞
聖乙女 レイア オアシス さま
 アイノカタチ
  それぞれの人の心に愛と言う名のものはあるはず
  どんな形をしているのかも人それぞれ
  あげればうれしいもらえばうれしい  そんなものなのです
  私ならハートに羽が生えた形にします
  そして受け取った人の望むものに形を変えるという…
  サファイアロッドをプレゼント!
 

Xと言う場所
Xの様子がおかしい
誰もいないことを見計らって
乙女様「貴方の望むものがここにあります」
X    「それは何?」
乙女様「受け取ってください、
     そして今の私の気持ちもありますそして貴方の望むものも…」
X    「私の望むもの…分かるはずがない」
乙女様「私には分かります女神様が与えてくれたアイノカタチ貴方の望むものが
     夢の世界だとしてもここにあるのはすべて現実なのです。自分を信じて…」     
X    「自分を信じる…」
乙女様「自分を信じなければ現実を拒絶することになりましょう
     女神様のことも拒絶なさるつもりですか?」 
X    「…すまない…ありがとう」

こんな感じです。
場所と人物をXにしたのはキャラを一人に絞る事ができなかったからです。
あげるともらうも両方考えたので乙女様とXは逆でも可能…?

乙女の愛の切り札賞
聖乙女 いずみ さま
 カード
  聖乙女の世界のトランプに似ている。たった一枚、メッセージが書かれたのがある。
  サファイアロッドをプレゼント!
 

なんでもなさそうに、カードを使ってゲームをして、
負けたときにもっと上手になれという風に渡されるんだけど、
一枚だけメッセージが書かれてるみたいな…。
そういうどきっとする気持ちが…。

乙女のクリスタルラブレター賞
聖乙女 メイファ さま
 六花
  雪の結晶。
  ひとつとして同じ形のものはない。
  サファイアロッドをプレゼント!
 

寒い寒い、ある冬の日。
いつものように、あの人のいる店に向かう。
辿り着く頃には、いつの間にか雪が降り出していた。
丁度、開店の時間。
お客はまだのようで、店内には人影が、一つ。
そっと扉を開けると、控えめな笑顔で迎えてくれる。
「…いらっしゃい。…寒かっただろう。」
雪を乗せた私を見て、その人は短く喉の奥で笑った。
「聖天からの白い便りを…聖乙女が運んで来た、か?」
前髪にふわりと乗っていた雪に、指が伸びてくる。
触れた瞬間、きらきらと光ってた雪の結晶は形を失って…
その人の指に、溶け込んだ。
「…、…さすが、売れっ子絵草子作家さんは、
云うことがロマンティック。なんて書いてあったの?」
照れ隠しにそう云った私に、心底嫌そうな顔をしながら
「さあな、」とそっけない返事をして
厨房に姿を消す。
「…もっと相手してくれたらいいのにー…」
窓に張り付いてくる雪の結晶を眺めながら、
唇を尖らせている私のところに戻って来た
その人の手には、降り積もる白い便りすべてを溶かしてしまうような…
温かなショコラのカップがあった。


 【受賞のおことば】
  この度は、私の拙い文章に賞を頂きまして本当にありがとうございます。
  キャッチコピー部門の方はともかく(笑)アイテム部門の方はあまりの恥ずかしさに
  掲載されているのを見た瞬間入る穴を掘り始めたほどです…(ざっしゅざっしゅ←混乱中)
  素敵な作品の中で本当にお恥ずかしい限りですが、賑やかしの一つにでもなっていましたら幸いです。
  とても楽しい参加企画でした。これからも、こういう企画があるといいな。


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